Yahoo!広告の「高度なセグメント」にURL登録機能が追加

Yahoo!広告の「高度なセグメント」にURL登録機能が追加

Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)のオーディエンスリスト「高度なセグメント」に、新たにURL登録機能が追加されました。このアップデートにより、特定のURLをオーディエンスリストに登録し、そのサイトに訪れたユーザーをターゲットにした広告配信が可能になります。

この機能を活用すれば、広告主はより精度の高いターゲティングを実施できるようになるので、広告効果を向上する効果が期待できます。

URL登録機能とは?

今回新たに追加された「URL登録機能」は、特定のWebサイトのURLをオーディエンスリストに登録する機能です。

これにより、Yahoo! JAPANの検索結果からそのサイトを訪問したユーザーを、広告配信のオーディエンスリストに蓄積することが可能になります。

URL登録機能の活用方法

URL登録機能の具体的な活用方法として、以下のような使い方が考えられます。

  • 自社サイト訪問者に再アプローチ
    →自社サイトのURLを登録し、訪問履歴のあるユーザーに対してリターゲティング広告を配信
  • 競合サイト訪問者へのアプローチ
    →競合企業のウェブサイトを訪れた可能性のあるユーザーに広告を表示し、自社サービスへ誘導
  • 特定ジャンルのサイト訪問者をターゲティング
    →ターゲットユーザーがよく訪れる情報サイトやECサイトを登録し、関連する広告を配信

このように、ターゲットとなるユーザーをより正確に絞り込めるようになるため、広告の費用対効果の向上が期待されます。

なぜ今、この機能が導入されたのか?

この機能は、現在インターネット広告業界全体で進んでいるプライバシー保護の強化に対応するために導入されました。

近年、インターネット広告業界ではサードパーティークッキーの規制が進んでおり、従来のターゲティング手法が制限されつつあります。その流れに対応するためのファーストパーティーデータ活用を推進する一環として、Yahoo!広告でURL登録機能が導入されたのです。

これにより、広告主自身が収集したデータを活用し、より精度の高いターゲティングが可能になります。

Yahoo!広告でURL登録を行う方法

URL登録機能を利用する手順は、以下のとおりです。

  1. Yahoo!広告の管理画面にログインする
  2. 「高度なセグメント」のオーディエンスリストを新規作成する
  3. 「種別」を「URL」に設定する
  4. ターゲットとしたいウェブサイトのURLを入力する
  5. 設定を保存し、リストに蓄積されたユーザーを広告配信に活用する

上記の手順でURLを登録すると、そのサイトや下層ページ(例:http://www.sample.com/aaaa)に訪問したユーザーがリストに追加されます。

ただし、サブドメイン(例:http://www.xzy.sample.com)に訪れたユーザーはリストには含まれないので、登録するURLは慎重に選ぶ必要があります。

URL登録機能の注意点

この機能を利用する際は、以下の注意点に留意する必要があります。

  • キーワードとURLは同時に登録できない
    →URLをターゲットとする場合、新しいリストを作成する必要がある
  • 登録URLはYahoo!の審査を受ける
    →Yahoo!の広告データ利用基準に抵触するURLは登録できない

これらのポイントを理解した上で、適切なURLを選定し、審査に通るように登録を行うことが重要です。

URL登録機能の導入で何が変わる?

この機能をうまく活用すれば、広告主はより自社のビジネスにマッチするターゲティングが可能になります。

  • 競合サイト訪問者をターゲットにした戦略的な広告配信
  • 自社サイト訪問者に対する効果的なリマーケティング
  • サードパーティークッキーに依存しないデータ活用

上記のような施策を実施すれば、プライバシー保護の規制が強まるなかでも、ファーストパーティーデータを活用した効果的なターゲティングができます

パフォーマンスの高い広告運用を実現するために、今後広告運用の現場で注目が高まっていく機能だといえるでしょう。

まとめ

Yahoo!広告の「高度なセグメント」におけるURL登録機能は、広告運用者にとって大きなメリットをもたらすアップデートです。URLを登録すると、Yahoo! JAPANの検索結果から該当のURLのサイトに訪問したユーザーがリストに蓄積され、より効果的な広告配信が期待できるようになるでしょう。

さらに、ファーストパーティーデータの活用によるターゲティング精度の向上、プライバシー保護の規制強化に対応した広告運用の実現といったメリットもあります。

新機能を上手に活用し、広告のパフォーマンスを最大化しましょう!

一見すると広告運用が簡略化されたように思えますが、実際には運用者のスキル次第で成果が大きく左右される状況になったといえます。アップデート後は、しっかりと配信チャネル管理を確認しておくことが大切です。

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