ログイン不要のオーディエンスリストアップロード機能を追加

ログイン不要のオーディエンスリストアップロード機能を追加

2024年10月9日より、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)に、ログイン不要でオーディエンスリストに顧客データをアップロードできる機能が追加されました。

これにより、より柔軟で安全性の高い顧客情報の取り扱いが可能になります。

従来のオーディエンスリストとの違い

従来は、オーディエンスリスト(顧客データリスト)を新しく作成するときに、必ず顧客データをアップロードする必要がありました。

しかし、今回のアップデートにより、顧客データをアップロードせずにオーディエンスリストを作成することが可能になっています。さらに、広告管理ツールの権限を持たないユーザーが、オーディエンスリストに直接顧客データをアップロードできるようになりました

今回のアップデートによるメリット

今回のアップデートで得られる主なメリットは、次の3つです。

  • プライバシー保護の強化
  • データの鮮度と正確性の向上
  • データ管理を外部委託するコストの削減

このアップデートによる恩恵は、特に広告運用を代理店に委託している場合にもたらされます。

従来であれば、顧客データを保有している広告主が広告管理ツールにログインするか、広告管理ツールの権限を保有している代理店に顧客データを渡す必要がありました。しかし、アップデート後は、代理店がアップロード用のURLを発行すれば、広告主はそこから顧客データをアップロードすることが可能です。

つまり、広告主は顧客の個人情報を第三者に委託することなく、Yahoo!広告に直接アップロードできるようになるのです。

個人情報を第三者経由でアップロードする必要がなくなるので、顧客のプライバシー保護を強化できます。また、データをリアルタイムに活用できる点、代理店にデータ管理を委託するコストを削減できる点も大きなメリットでしょう。

オーディエンスリストに顧客データをアップロードする方法

広告管理ツールにログインせずに顧客データをオーディエンスリストにアップロードする手順は、次のとおりです。

  1. 広告管理ツールの権限を持つユーザーが、オーディエンスリストのアップロード用URLを発行する
  2. URLを顧客データを保有する人に送信する
  3. 送られてきたURLにアクセスし、データをアップロードする

ただし、このURLには5日間の有効期間が設けられています。期限を過ぎた場合は、URLを再度発行してください。

なお、アップロードが可能な顧客データの形式や内容に関しては、特に変更はありません。従来通りのデータ形式が使用可能です。

オーディエンスリストに顧客データをアップロードするときの注意点

URLを利用して顧客データをアップロードする際の注意点として、そのデータの取り扱いに関しては、URLを発行したユーザーや企業側の責任になる点が挙げられます。

広告主など、広告管理者以外の第三者にデータのアップロードを依頼する場合は、その第三者にも広告に関する規定や契約内容を遵守させる義務が生じます。もし、その第三者がデータを不適切に扱った場合は、URLの発行者側が責任を負うことになるため注意が必要です。

データの取り扱いや責任の範囲についてしっかりと確認したうえで、新しい機能を活用していきましょう。

オーディエンスリストアップロード機能で柔軟なデータ管理を

今回のアップデートにより、YDAでは広告管理ツールの権限がないユーザーでも、顧客データをアップロードできるようになりました。より柔軟にデータを管理できるようになったことは、広告を運用する代理店や顧客データを取り扱う広告主にとって、大きなメリットでしょう。

ただし、個人情報の適切な取り扱いや責任の所在に注意が必要です。アップロード用URLに有効期限があったり、広告管理者以外にも「広告取扱基本規定」や「広告データ利用基準」等を遵守させる必要があったりと、押さえておきたいルールも存在しています。

アップデートの概要や注意点を押さえたうえで、効率的かつ安心・安全な広告運用に活かしていきましょう。

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