X(旧Twitter)でバズる投稿には、一定の法則が存在しています。この記事では、X(旧Twitter)でバズる投稿内容やコツについてご紹介します。
「企業アカウントをバズらせて認知度をアップしたい!」「X(旧Twitter)運用で競合他社と差別化を図りたい」と考えているSNS運用・マーケティング担当者は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
先輩、見てくださいこれ!うちのライバル会社のX(旧Twitter)投稿、「いいね」が1万超えているんです……!
おお、これは見事にバズっているね。僕たちも負けていられないな…!
「バズる」ってよく聞くんですけど、定義とか基準とかってあるんですか?
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X(旧Twitter)の「バズる」ってどういうこと?
「バズる」とは、短期間で爆発的に話題が広がり、多くのユーザーから注目を集めることを意味する言葉です。おもにインターネットやSNS、メディアなどで多くの人に拡散されることを指しており、「話題になる」と同意義だと認識しておけば問題ないでしょう。
もともとは、英単語の「Buzz(うわさなどが飛び交う、ザワつく)」という言葉が語源となっており、マーケティング業界で使われる言葉でした。現在は一般消費者にも広がり、ビジネスシーン以外でも普通に使われるようになっています。
なお、「どこからがバズっていると言えるのか」という明確な定義・基準は存在していません。あくまでも目安として、1万以上の「いいね」や「リツイート」がつくと、バズっていると判断して問題ないでしょう。
また、普段あまり「いいね」や「リツイート」がつかないアカウントの場合、100以上の反応があるときも「プチバズ」が起きているといえます。X(旧Twitter)のバズは、数百程度の反応がもらえる規模から、反応が多すぎてトレンド入りする規模までさまざまです。
自社の投稿がバズっているかどうかをいち早く判断するためにも、常に普段のユーザーの反応について把握しておくことが大切です。
バズに明確な定義はないんだけど、このアカウントは1万以上のいいねがついているし、確実にバズっているね。
へぇ~、すごいですね!僕もバズってみたいです~!
お、興味ある?ビギニャー君はLIFTの公式アカウントを運用しているし、バズるための方法を伝えておこうかな。
X(旧Twitter)でバズるための基本のポイント
X(旧Twitter)でバズるためには、バズるための基本ポイントを押さえておくことが肝心です。バズる投稿に共通している6つのポイントを解説します。
- 有益な情報を発信する
- 一度で結果を出そうとしない
- 画像を活用する
- 広告色を出さない
- ユーザーと積極的に交流する
- インフルエンサーの共感を得る
各ポイントを解説していきましょう。
有益な情報を発信する
X(旧Twitter)はユーザー同士の交流を楽しむSNSですが、そのようなツールで企業の公式アカウントをフォローするユーザーは、一体何を求めているのでしょうか。それは、有益な情報です。
アライドアーキテクツ株式会社の調査によると、企業アカウントをフォローしているユーザーのうち47.4%が「サービスや商品の新情報やセール情報」、40.9%が「X(旧Twitter)で参加できるキャンペーン」を目的にしていることがわかっています。
つまり、ユーザーは自分にとってメリットがある情報を求めているのです。
一度で結果を出そうとしない
どれだけ渾身のツイートを作成しても、一回の投稿でバズることはなかなか難しいものです。バズる投稿は無数にある投稿の一握りでしかないため、何度も投稿してトライアンドエラーを繰り返すことが重要です。
どのような投稿がユーザーの心を掴み、多くの反応をもらえるのかは誰にも予想できません。投稿したら成果を測定し、どんどん新しい施策に反映させていきましょう。
画像を活用する
X(旧Twitter)投稿をするときは、画像を活用しましょう。X(旧Twitter)は文字メインのSNSなので、画像が添付されていると目立ってユーザーの興味を引いてくれます。
余裕があれば、企業のビジネスや商品の分野に関連した画像や、お役立ち情報の図解画像などを作成してみましょう。ユーザーに有益だと思ってもらえれば、リツイートしてもらえて爆発的に拡散されるかもしれません。
広告色を出さない
X(旧Twitter)投稿を作成するときに、自社が得意とする分野に関する情報を発信する企業アカウントは多いでしょう。自社が精通している内容を発信するのは非常にいいことなのですが、広告色が強すぎるとマイナスの印象になってしまうため注意が必要です。
たとえばLIFTのアカウントであれば、マーケティングに関する情報を発信すれば、ターゲットとしている初心者マーケターの目に留まりやすくなります。
反対に、自社のサービスへ誘導するツイートをしすぎると、ユーザーの心は離れていってしまうため注意が必要です。もちろん、広告や宣伝を入れるのは悪いことはでありませんが、「しつこい」と思われないようにバランスの取れた投稿をすることが肝心です。
ユーザーと積極的に交流する
ユーザーとの交流も、X(旧Twitter)でバズるための手段のひとつです。有益情報を発信する企業アカウントも、運用しているのは生身の「人間」です。
事務的な発信だけではファンになってもらうことはできないので、「中の人」としてユーザーの興味を引く発信をすることをおすすめします。
たとえば、自社のサービスを使っている人に対してお礼を伝えたり、不満を投稿している人に対してフォローする一言を伝えたりするだけでも効果的です。
「中の人」がどのような人なのかが伝わるツイートや、真面目な企業イメージとはかけ離れたちょっとユニークなツイートをするのも有効でしょう。
インフルエンサーの共感を得る
インフルエンサーとは、SNS上で莫大な影響力を持つユーザーのことです。企業アカウントをバズらせたいときは、影響力が大きいインフルエンサーの共感を得て、リツイートで拡散してもらうことが大切です。
日頃から「企業がターゲットとしている層への影響力を持っているインフルエンサー」と交流しておくと、投稿を拡散してもらえる可能性が高まります。
ただし、普通に投稿をしているだけではインフルエンサーの共感を得ることは難しいかもしれません。どうしてもインフルエンサーの力を借りたいときは、インフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらう「インフルエンサーマーケティング」などを実践してみてもいいでしょう。
この内容を意識するだけでも、かなりユーザーに刺さる投稿を作成できると思うよ。
でも、具体的に何を投稿すればいいのかわからないです。バズる投稿って、どういうテーマが多いんですかね?
実は、バズるTwitter投稿のテーマはいくつかに分類できるんだよ。
X(旧Twitter)でバズりやすい投稿テーマ
X(旧Twitter)でバズりやすい投稿のテーマは、次のとおりです。
- 身近で共感しやすい
- 話題性がある
- 意外性やギャップがある
- エンターテインメント性が高い
- 議論が生まれやすい
- ついつい応援したくなる
各テーマに関して、解説します。
身近で共感しやすい
「わかるわかる!」「私もそう感じていた!」と、身近で共感しやすいテーマはバズりやすい傾向にあります。誰しも、自分の気持や主張を誰かに話したい、シェアしたいと思っているからです。
たとえば、「恋愛あるある」や「育児あるある」は非常にバズりやすい傾向にあります。企業アカウントでこういった投稿をすることが難しい場合は、ビジネスシーンでよくあるネタを投稿すれば、共感を生んで多くの方にシェアしてもらえるかもしれません。
話題性がある
時事ネタや季節のネタなど、今旬の話題性があるネタもバズりやすいとされています。話題性があるネタを投稿するためには、常に最新のブームやニュースをチェックしておくことが大切。とくに、自社と関連が深い分野のニュースは常に見ておきましょう。
意外性やギャップがある
誰でも思いつくような当たり前の投稿では、バズることは難しいです。そこで意外性やギャップを意識してみましょう。
たとえば、「営業成績を上げるためには営業せずに待つことが大切!」というツイートをしたとします。「営業成績を上げたいのに営業しないってどういうこと!?」と興味を持ってくれますよね。
ほかにも、普段は真面目な内容ばかり投稿しているアカウントで、たまに中の人が登場してユニークなネタをつぶやいたり。「え!?」と思わせる投稿ができれば、ユーザーの興味を獲得できるでしょう。
エンターテインメント性が高い
「笑える」「可愛い」「癒される」「感動する」「美しい」など、エンターテインメント性が高いツイートは誰にでも好かれます。
「可愛いからみんなにも見てもらいたい!」などと思ってもらえれば、「いいね」やリツイートをたくさん獲得できるでしょう。
企業アカウントがエンターテインメント性の高い投稿をするのは難しいように思えますが、自社のオリジナルキャラクターで可愛い画像を作ってみたり、中の人の失敗談をツイートしてみたりと、工夫次第でアイデアは無限大です。
議論が生まれやすい
議論が生まれやすい投稿は、コメントやリツイートをたくさんもらいたいときにおすすめです。 たとえば「目玉焼きには醤油?塩胡椒?」「パソコンはMac?Windows?」といった話題が一例として挙げられます。
意見をコメントしてもらうように誘導するのもひとつの手ですが、X(旧Twitter)のアンケート機能を活用することもおすすめです。 タップするだけで話題に参加できるので、より多くの反応をもらえるかもしれません。
ついつい応援したくなる
ついつい応援したくなるツイートも、ユーザーにとっては魅力的です。たとえば、「初心者マーケターが売上1,000万円を目指す道のり」などと称して、毎日学んだことや取り組んでいる様子を発信すると、応援してくれるフォロワーが増えて拡散してもらえるようになるかもしれません。
ただし、企業アカウントの場合は「素人感」が強すぎると信頼度低下につながる可能性があります。専門性やブランディングを意識しつつ、応援してもらえるアカウントを作成するのは少し上級者向けかもしれません。
なるほどぉ〜。教えていただいた内容を参考に、日頃からネタ探しをしてみようと思います!
ところで、企業アカウントがバズるとどんなメリットがあるんですか?バズるの羨ましいな〜とは思うのですが、具体的なメリットはよくわかっていなくて…。
企業アカウントをバズらせることには、多くのメリットがあるんだよ。
X(旧Twitter)でバズる投稿を作るメリット
X(旧Twitter)の企業アカウントでバズる投稿を作るメリットは、次の通りです。
- 認知度が上がる
- ファンが増える
- 売上アップが期待できる
各メリットを詳しくみていきましょう。
認知度が上がる
バズることの最大のメリットは、なんといっても認知度アップです。通常、企業が認知度アップを実現するためには、広告を出稿したりさまざまなキャンペーンを打ち出したりと費用がかかりますが、X(旧Twitter)ではお金をかけずに認知度を向上させることができます。
アカウントの認知度が上がれば、運用している会社や商品に興味を持ってくれる方が増えるため、企業にとっては利点が豊富なのです。
ファンが増える
バズってX(旧Twitter)のフォロワーが増えることは、自社ブランドのファンが増えることにもつながります。自社に強い思い入れがあるファンが増えれば、それだけ固定のお客さまが増えたり拡散してもらえる可能性が高まるでしょう。
「このアカウントはいつも有益な情報を発信しているから、企業のイメージもいいな」という、自己ブランディングにつながる点も大きなメリットです。
売上アップが期待できる
X(旧Twitter)でバズって多くの方の目にアカウントが触れれば、企業を知ってもらう機会も増えます。 ホームページや商品ページを見てくれるユーザーが増えれば、新規顧客の獲得による売り上げアップが期待できるでしょう。
広告色を出さずに売り上げアップを実現できるのは、X(旧Twitter)を使ったSNSマーケティングならではの強みです。
わ~、X(旧Twitter)でバズるのってこんなにいいことづくめなんですね!
そうだね。でもね、バズったときはいくつかのポイントに気をつけないと、逆にイメージダウンにつながる可能性があるんだよ。
え!?そうなんですか!?
X(旧Twitter)でバズったときの心構え
X(旧Twitter)の投稿がバズたときは、次の4つのポイントに気をつけましょう。
- 各種設定を見直す
- 炎上やブランドイメージの低下に気をつける
- 悪意のあるメッセージへの反応に気をつける
- いつも通りのX(旧Twitter)運用を心がける
各ポイントを解説します。
各種設定を見直す
X(旧Twitter)がバズると、自社のアカウントに多くのユーザーが訪れます。新規顧客やファン獲得のチャンスなので、各種設定を見直してより効果的なアカウントにしましょう。X(旧Twitter)がバズったときに見直したいのは、以下の3つです。
- プロフィール文
- 固定ツイート
- お問い合わせ導線
このようなポイントを見直して、「どのような会社なのか」「どのような情報発信をしているのか」「フォローするとどのようなメリットがあるのか」などについてしっかりと伝えましょう。バズった投稿のツリーに宣伝したい情報を投稿するのもひとつの手です。
炎上やブランドイメージの低下に気をつける
バズりは炎上と紙一重であることを理解しておくことが大切です。たとえば、「マーケティングで重要な3つの心構え」というテーマを投稿したとします。
この投稿がバズったとき、もらえる反応は必ずしも好意的なものばかりではありません。「マーケティングのことを全然わかっていない人が書いた投稿だ」「自分はそう思わない」といった、批判的な感想を抱かれることもあります。
バズるときは、多くの人の意見によって炎上の方向に傾いたり、ブランドのイメージを低下させたりするおそれがあります。情報発信をするときは、企業の看板を背負っていることを忘れずに投稿を作成することが肝心です。
悪意のあるメッセージへの反応に気をつける
どれほど気をつけていても、バズったツイートに悪意のあるメッセージや批判的なメッセージが寄せられることはあります。このときに反応したり言い返したりすることは、企業アカウントでは避けるべきです。
1万リツイートを獲得する投稿は、100万以上のインプレッションを獲得します。これほどのユーザーに見られているなかで、企業アカウントと一般のユーザーが対立したり口論したりするのは、非常にイメージが悪いものです。悪意のあるメッセージには反応せず、ブロックではなくミュートを推奨します。
いつも通りのX(旧Twitter)運用を心がける
X(旧Twitter)がバズると、うれしくなってついついたくさんツイートをしてしまう方もいるかもしれません。しかし、過剰なツイートは避けたほうが安全でしょう。せっかくフォローしてくれた方が鬱陶しさを感じてしまい、フォローを外されるおそれがあるためです。
バズったあとは、よかった点をしっかりと反映しつつも、いつも通りのX(旧Twitter)運用を心がけることが肝心です。元々のフォロワーに配慮して、大きな方向転換をすることは避けてくださいね。
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WRITING 執筆
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