Google Search Consoleに「24時間ビュー」機能が登場

Google Search Consoleに「24時間ビュー」機能が登場

Google Search Console(以下、Google サーチコンソール)に新しい「24時間ビュー」機能が導入されるとリリースがありました。これにより、今後サイト運営者は、スピーディーにクエリやコンテンツのパフォーマンスを確認できるようになります

2024年、Google サーチコンソールはパフォーマンスデータの鮮度を向上するために取り組んできました。今回のリリースにより、全体として平均データ遅延がほぼ半分まで短縮されています。

新機能「24時間ビュー」とは?

Google サーチコンソールに新たに導入された「24時間ビュー」は、Webサイトの最新パフォーマンスデータを迅速に把握できる機能です。

従来のGoogle サーチコンソールではデータ更新に時間がかかっていましたが、この新機能により過去24時間のデータを数時間の遅延で確認できるようになりました。

「24時間ビュー」の機能

この機能を活用すれば、以下のようなことが可能になります。

  • 過去24時間のデータを数時間の遅延で確認
  • 直近のクリック数、表示回数、平均CTR、平均順位の確認
  • クエリ、ページ、国などの分類
  • 時間単位での詳細な推移グラフ表示
  • ユーザーのローカルタイムゾーンにもとづいたデータの表示

24時間ビューを使うことで、新公開したコンテンツが「検索結果でどの程度クリックされているか」「ユーザーがどのような検索クエリで訪問しているか」をすぐに確認できるようになります。

なおGoogle サーチコンソールでは、できるだけ早くデータを表示するために、データ ポイントに関するすべてのデータの収集が完了していなくても、データポイントに関す情報が揃うとすぐにデータポイントを表示する仕様になっています。実際の管理画面では、この部分を点線で表示しています。

「24時間ビュー」の活用シーン

「24時間ビュー」は、特に以下のような用途で効果を発揮します。

  • 最近公開したコンテンツのパフォーマンスを確認する
  • 直近のページやクエリのパフォーマンスを分析する
  • 過去24時間でユーザーを誘導した検索クエリを特定する
  • 時間帯別のトラフィック傾向を把握する

これらのシーンでスピーディーにデータを収集できるようになれば、特にコンテンツマーケティングやSEO施策に大きなメリットが生じます

例えば、検索クエリの変化をリアルタイムで把握できれば、トレンドコンテンツの需要をすぐに察知できます。また、ユーザーの行動パターンを反映すれば、コンテンツの公開タイミングを最適化しやすくなります。

このような即時性の高いデータ分析により、より戦略的なコンテンツ運用が可能になるのです。

「24時間ビュー」のメリット

24時間ビューが実装されたことにより、Webサイトを運用している担当者は以下のような恩恵を受けられるようになります。

  • 迅速なデータ把握が可能になる
  • より詳細な分析が可能になる
  • データがローカライズされる

各項目の詳細を説明します。

迅速なデータ把握が可能になる

従来のGoogle サーチコンソールでは、データの更新に一定の時間がかかり、最新のパフォーマンス状況をすぐに確認することが難しい場合がありました。

しかし「24時間ビュー」の導入により、データの更新にかかる平均的な遅延時間が約半分に短縮されました。これらのデータがリアルタイムで手に入れば、コンテンツのスピーディーな最適化を行いやすくなります。

より詳細な分析が可能になる

また、時間単位での詳細な推移グラフが表示されるため、Webサイトのパフォーマンスを視覚的に把握できるようになる点も大きなメリットです。この機能は検索結果だけではなく、DiscoverやGoogleニュースのパフォーマンスレポートすべてで利用できます。

これにより、特定の時間帯にトラフィックが集中している場合など、その時間帯に合わせた施策を検討することが可能になります。

データがローカライズされる

「24時間ビュー」のデータは、ユーザーのローカルタイムゾーンに基づいて表示されます。例えば、日本のユーザーであれば、日本時間を基準としたデータが表示されます。

これにより、世界中のどこにいても、自分のタイムゾーンに合わせた過去24時間のデータを確認することができます

まとめ

Googleサーチコンソールの「24時間ビュー」機能は、ウェブサイト運営者にとって非常に有用なツールとなります。

リアルタイムに近いデータ分析が可能になることで、新規コンテンツの効果測定や、急激なトラフィック変動への対応など、よりスピーディーなサイト運営が実現できるようになりました。この機能を活用することで、より効率的かつ効果的にWebサイトを運用できるようになるでしょう。

なお、今回のアップデートは、今後数か月かけて徐々にすべてのプロパティに展開されていきます。すぐに変更が反映されない可能性がある点に注意が必要です。

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