ゲリラマーケティングとは、従来のマーケティングの概念にとらわれない広告戦略です。この記事では、ゲリラマーケティングについて具体的な事例とともに解説します。
低コストかつ大きな成果につながる可能性を秘めたゲリラマーケティングは、中小企業におすすめの戦略です。「マーケティングのアイデアを探している」「競合と差別化を図りたい」という事業者は、ぜひチャレンジしてみてください。
先輩、みてくださいこれ!!さっき駅でお菓子の試食会が行われていたんですけど、無料でもらえるお土産の袋が、お菓子のパッケージの形だったんです!すっごくかわいくないですか~?
おぉ、ほんとだ!大きなお菓子を持っているみたいでかわいいね。もらった人はうれしいし、企業にとっては宣伝になるし、いいゲリラマーケティング戦略だね。
この宣伝手法、ゲリラマーケティングっていうんですか?
ゲリラマーケティングとは?
ゲリラマーケティングは、一言でいうと「型破りなマーケティング手法」のことです。近年、中小企業・小規模事業者の広告戦略として、ゲリラマーケティングが注目されつつあります。
型破りなマーケティング手法とは、一体どのようなものを指すのでしょうか。まずは、ゲリラマーケティングの概要を学んでいきましょう。
- ゲリラマーケティングの意味
- ゲリラマーケティングのメリット
- ゲリラマーケティングのデメリット
- ゲリラマーケティングの今後
各項目の詳細を説明します。
ゲリラマーケティングの意味
ゲリラマーケティングとは、「低コストかつ、従来の慣例にとらわれない型破りな広告戦略」です。家庭以外の場所で接触する、OOH (Out of Home)広告に分類されます。
ゲリラマーケティングでは、今までの常識にとらわれない自由な発想・施策で消費者から認知を獲得し、売上向上や話題作りを目指します。単に購入を促進するだけではなく、消費者に強いインパクトや感動を与えることに重点を置いているところが特徴です。
効果的なゲリラマーケティングを実施するには、高度なデータ活用によるターゲット分析や論理的思考に加え、多角的な視点やユーモアが必要になります。アイデアさえあれば低コストでも実施できるため、マーケティング活動に割ける予算が限られている小規模事業者にも有効な戦略です。
ゲリラマーケティングのメリット
ゲリラマーケティングには、次のようなメリットがあります。
- 費用対効果が高い
- 強いインパクトで差別化を図れる
- ターゲットにリーチしやすい
- SNSで拡散されやすい
各メリットの詳細をみていきましょう。
費用対効果が高い
ゲリラマーケティングは、少ないコストで大きな成果が得られる費用対効果の高い戦略です。
多くのターゲットにリーチしたいときに検討できる広告手法として、マス広告が挙げられます。膨大な数の消費者にリーチできる点がマス広告のメリットですが、1回あたり100万円以上の費用がかかることも少なくありません。
一方で、ゲリラマーケティングは少ないコストで多数の消費者に訴求することが得意な広告手法です。限られた予算で効果の最大化を狙えるため、予算に制限がある中小企業でも取り入れやすいのです。
強いインパクトで差別化を図れる
斬新な広告は、それを見た消費者に強いインパクトを与えます。単に商品の魅力や性能を訴求する一般的な広告に比べると、興味を抱いてもらえる可能性が高まるでしょう。
競合がマス広告やWeb広告などを用いた一般的な宣伝しか行っていない場合、他社とは異なった宣伝方法を取り入れることで大きく差別化できる可能性があります。独自性を確立したいのであれば、商品やサービスだけではなく、広告にも差別化戦略を盛り込みましょう。
ターゲットにリーチしやすい
ゲリラマーケティングには、ターゲットにリーチしやすいというメリットもあります。
例えば、ビジネスパーソンをターゲットにしたい場合は、オフィス街に広告を掲載すると効果的です。学生をターゲットにしたい場合は、公共交通機関や通学路などを狙うとよいでしょう。
ターゲットの行動に適した掲載場所や手法を選べるので、狙った対象へ確実にアプローチできます。
SNSで拡散されやすい
近年ゲリラマーケティングへの関心が高まっている大きな要因として、SNSの普及が挙げられます。
ゲリラマーケティングで話題作りに成功すれば、SNSで情報や写真をシェアしてもらえる可能性があります。そこから二次的な拡散が広がっていけば、コストをかけずとも継続的な宣伝効果を得られるようになるのです。
ゲリラマーケティングを実施するときは、「シェアしたくなるビジュアル・体験か」を意識することが大切です。「映えるアイデア」を生み出すことができれば、企業が想定している以上の反響を得られるかもしれません。
ゲリラマーケティングのデメリット
ゲリラマーケティングには多くのメリットがありますが、その反面、奇抜な取り組みが消費者に不快感を与える可能性があるというデメリットもあります。
ゲリラマーケティングの失敗例としては、次のようなものが挙げられます。
- 街の雰囲気にそぐわない派手な広告により近隣住民から反感を買う
- ブランドイメージからかけ離れた奇抜な取り組みで既存顧客をがっかりさせる
- 人だかりができてしまい、交通や通行を妨げてしまう
- 誇大広告や過激な表現で不快感を抱かれる
大切なのは、「感動や驚きを与えつつ、どのような年齢・世代の人も不快にさせない戦略」を考えることです。ゲリラマーケティングが原因で企業イメージをダウンさせないよう、しっかりと企画を精査してから実施しましょう。
ゲリラマーケティングの今後
ゲリラマーケティングは、今後の市場で重要度が増していく広告戦略です。なぜなら、近年は競合他社との差別化がますます難しくなってきているためです。
マス広告からWeb戦略へと宣伝手法が移行してきたマーケティング市場ですが、近頃はWeb広告やコンテンツ活用などに集客戦略が偏りつつあります。参入しやすく高い費用対効果を得られる点がWeb戦略のメリットですが、そのぶんライバルも多いため、単一的な取り組みだけでは競合に埋もれてしまう可能性があります。したがって、ライバルと差別化するための取り組みが不可欠なのです。
差別化戦略のひとつとして有効なのが、リアルな体験を通じて感動を与えられるゲリラマーケティングです。ゲリラマーケティングで話題を作ることができれば、情報の拡散やメディアに取り上げられる機会が増え、競合に差をつけられる可能性があります。
オンライン上の活動がメインになるこれからの市場だからこそ、オフラインならではの体験・感動を与えられるゲリラマーケティングの重要性は高まりつつあります。
単に試食品を配るだけじゃなくて、お土産に一工夫加えることで、それを持った消費者自体を広告にしてしまうこの戦略……。すっごく効果的なゲリラマーケティングのアイデアだと思うよ。
た、たしかに!ゲリラマーケティングってすごいですね!他には、どのような手法で宣伝するのでしょうか?
ゲリラマーケティングの手法は、大きく6つに分類できるんだよ。
ゲリラマーケティングの手法と具体例
ゲリラマーケティングで広告宣伝を行うときの手法は多種多様ですが、大きく以下の6つに分類することが可能です。
- ストリートマーケティング
- アンビエントマーケティング
- ゲリラプロジェクションマーケティング
- アンブッシュマーケティング
- バイラルマーケティング
- 体験型マーケティング
各種類の概要と具体的な戦略事例をみていきましょう。
ストリートマーケティング
ストリートマーケティングは、普段の日常生活に馴染み深い公共施設や建物に広告を掲載する手法です。一般的なビル看板などとは異なり、奇抜なアイデアを駆使する点が特徴です。
戦略事例としては、次のようなものが挙げられます。
- エリア一体にポスターを掲載し、エリアジャックを行う
- インスタ映えスポットを設置し、SNS上のシェア・拡散を促す
- ビルや柱など、既存の建造物と融合させたデザインの広告を設置する
ストリートマーケティングはインパクトが強いうえにターゲットと何度も接触できるため、認知拡大に効果的です。写真に収めたくなるようなユニークな広告やアート性の高い広告を掲載できれば、爆発的な情報拡散を狙えます。
アンビエントマーケティング
アンビエントマーケティングは、私たちの生活に欠かせない身近なモノに広告を掲載する手法です。人目に触れる機会が多いので、認知拡大を目的にしている場合はおすすめです。
戦略事例としては、次のようなものが挙げられます。
- 公園や駅のベンチに広告を掲載する
- バスや電車の車体に広告を掲載する
- 商品のパッケージをデザインしたショップバッグを配布する
海外には、電車のつり革を腕時計に見立てた広告やティーバッグデザインの手提げ袋などを活用し、話題作りに成功した企業事例があります。
大きな建物に広告を掲載するストリートマーケティングとは異なり、より身近なモノに広告を掲載する点が特徴的です。一概にはいえませんが、ストリートマーケティングよりも少ないコストで施策を実施しやすい傾向にあります。
ゲリラプロジェクションマーケティング
ゲリラプロジェクションマーケティングは、建物や地面に映像を投影する「プロジェクションマッピング」を活用した手法です。規模が大きく話題性も高いため、認知拡大に大きく貢献してくれます。
例えば、地面に企業のロゴマークを投影したり、プロジェクションマッピングを活用したイベントを開催したりする戦略が例として挙げられます。
プロジェクションマッピングには高度な技術が必要なため、コストが高くなりやすい点に注意しましょう。事前に許可を取る必要があったり施設の利用客から苦情が来る可能性があったりと、リスクが高い手法でもあります。
アンブッシュマーケティング
アンブッシュマーケティングは、企業が直接関わらないイベントに便乗し、協賛などの形で広告を出す手法です。イベントの影響力を利用することで、より広い層にリーチできる点がメリットです。
戦略事例としては、次のようなものが挙げられます。
- オリンピックに時計メーカーが協賛する
- 車メーカーが駅伝で先導する
- スポーツイベントで自社のロゴ入りユニフォームを提供する
アンブッシュマーケティングの利点は、認知度だけではなく信頼度もアップできる点です。「このイベントと提携しているなら、信頼できる企業なんだな」と消費者に印象付けられます。
ただし、勝手に便乗するとトラブルの原因になります。必ず関連各所と相談のうえ、許可をもらってから便乗しましょう。
バイラルマーケティング
バイラルマーケティングは、SNSなどの口コミを利用し、広告や宣伝の情報を拡散させる手法です。SNS社会において重要な戦略のひとつで、費用をかけずに高い広告効果を得られます。
バイラルマーケティングの代表的な事例として挙げられるのが、「This Man」です。This Manは、2006年ごろから世界中の人々の夢に出てくると報告が相次いだ男で、日本のメディアにも取り上げられたことがあります。
しかし、This Manは実在する人物や怪異などではなく、イタリアの広告代理店が仕掛けたバイラルマーケティングの実験材料であることが判明しています。This Manにまつわるエピソードは全て創作でしたが、SNSでは爆発的に情報が拡散され、公式サイトのアクセスは20億を超えました。
この実験で、バイラルマーケティングのマーケティング効果の高さが証明されています。
バイラルマーケティングを実施するときは、「宣伝っぽさ」をなくすことが大切です。共有したくなるユニークなコンテンツを提供し、消費者の興味を引きつけることを意識しましょう。
体験型マーケティング
体験型マーケティングは、顧客の「体験」を通じて商品やブランドイメージを訴求する手法です。情報を伝達するだけではなく実際に体験してもらうことで、親近感や愛着を抱かせる効果があります。
戦略事例としては、次のようなものが挙げられます。
- 食品や飲料の試食・試飲を提供する
- 展示会やイベントで商品を手に取ってもらう
- 小売店に体験コーナーを設ける
体験型マーケティングは、商品やサービスによって得られる経験を重視する「コト消費」が注目されている現代で特に重要な施策であると考えられています。貴重な体験や感動は消費者の心を動かし、SNS上の情報シェアを促してくれるでしょう。
へぇ~、ゲリラマーケティングの手法っていろいろあるんですね!楽しそうだから、僕もやってみたいなぁ。
ぜひぜひ。斬新なアイデアを提案できれば、ビギニャー君に相談してくれたお客さんも喜ぶと思うよ。ゲリラマーケティングを実施したいなら、成功のポイントも押さえておくといいかも。
ゲリラマーケティングを成功させるポイント
ゲリラマーケティングを成功させるには、以下の4つのポイントを意識することが大切です。
- 目的を明確にしておく
- ターゲット層を特定する
- 場所を選ぶ
- ユーモアのある企画を立てる
各ポイントの詳細を説明します。
目的を明確にしておく
まずは、ゲリラマーケティングの目的を明確にする必要があります。ブランディングなのか認知拡大なのか、強いインパクトを残したいのかなど、企業が見据える目的によってターゲットや訴求内容は大きく異なるためです。
不特定多数の消費者への認知拡大を狙うなら、交通量が多い駅や繁華街に目立つ広告を掲載するとよいでしょう。ECサイトへの流入を狙うなら、広告にQRコードを印刷するとよいかもしれません。
あらかじめゲリラマーケティングの目的を決めておくことで、企画を考えるヒントが得られます。
ターゲット層を特定する
ターゲット層を特定することも重要です。ターゲットを明確にできれば、対象者のニーズや好むコンテンツ、行動範囲などを洗い出せます。
いくら斬新な企画でインパクトを与えるゲリラマーケティングといえども、偶然を頼りにターゲットの印象に残ることはできません。ターゲットに刺さるキャッチコピーやデザインを把握したうえで戦略を立てることが大切です。
ターゲット層の特定や理解促進には、ペルソナ設定やカスタマージャーニーマップの活用が有効です。
場所を選ぶ
ゲリラマーケティングは、どのような場所でも行えます。だからこそ、広告の掲載場所は非常に重要な要素です。
大切なのは、ターゲットと接触する機会を最大化できる掲載場所を選ぶことです。注目が集まる場所はもちろん、意外性のある場所も選択肢に入るでしょう。
例えば、日常的に人が集まる飲食店や公共交通機関の施設周辺がおすすめの掲載場所として挙げられます。また、コミュニティが強固で情報のシェアが早いママ友を狙い、保育園や幼稚園、子育て支援施設などを狙うのも戦略のひとつです。
ユーモアのある企画を立てる
ゲリラマーケティングの要となるのが、ユーモアのある企画を立てることです。自社の特性とターゲット層の特性・ニーズを照らし合わせ、どうすれば心を動かせるのか考えてみましょう。
- 自社商材のデザインを活かせる広告の掲載場所・アイテムはないか
- ターゲットがシェアしたくなるのはどのようなコンテンツか
- ターゲットが面白い・貴重と思ってくれる体験・価値は何か
- ターゲット自身が気づいていないニーズはないか
- 別の視点で商品やターゲットをみたときに発見はないか
上記のようにさまざまな視点で街やターゲット、自社商材を分析してみてください。
企画を立てるときに重要なのが、勘や思いつきだけで話を進めないことです。入念なデータ分析や顧客理解にユニークなアイデアをプラスすることで、本当に成果につながるゲリラマーケティングを実施できます。
ゲリラマーケティングってアイデア勝負だと思っていたんですけど、それだけじゃダメなんですね…。
そうだね。「こういうターゲットでこういう商材だから、こんなアイデアが刺さる」という根拠を持って取り組まないと、リソースを無駄にしてしまう可能性があるんだ。それにね、ゲリラマーケティングにはこんな課題もあるんだよ。
ゲリラマーケティングの課題
ゲリラマーケティングには、以下の4つの課題があります。
- アイデアを考えることが難しい
- 法令に抵触するリスクがある
- 成果を予測しにくい
- 一時的な効果しか得られない
上記の課題に注意しながら実施しないと、マイナスの効果が生じるリスクが高まります。どのようなことなのか、詳しく説明します。
アイデアを考えることが難しい
ゲリラマーケティングには斬新・奇抜な企画が不可欠ですが、消費者をアッと驚かせるようなアイデアはそうそう思いつくものではありません。なかには、どのような取り組みを実施すればよいかわからず、実施までこぎ着けられない企業もあるでしょう。
マーケティング担当者だけで斬新なアイデアを生み出すのは難しいので、チームで意見を出し合ったり企業成功事例を参考にしたりする必要があります。他部門や消費者の声を参考にすると、思いもよらないヒントが得られるかもしれません。
法令に抵触するリスクがある
ゲリラマーケティングを実施するときは、法令に抵触しないように注意する必要があります。
- 許可を得ずに路上で宣伝活動する
- 公共設備へ勝手に手を加える
- インパクトを強めるために過剰・過激な表現をする
上記のような施策は消費者から反感を買うだけではなく、刑事罰や取り締まりの対象になることがあります。関係各所に確認を取ったうえで、消費者に配慮した施策の実施を心がけましょう。
成果を予測しにくい
ゲリラマーケティングは従来の常識にとらわれない手法だからこそ、定量的なデータや論理的思考を用いた成果予測が難しい傾向にあります。いくらデータ分析や定石にのっとって入念に戦略を立てても、思うような成果につながらないケースもあるでしょう。
ゲリラマーケティングを実施するときは、効果が得られないリスクがあることも覚悟しておく必要があります。不安な場合は、スモールスタートで消費者の反応をみてみるとよいかもしれません。
一時的な効果しか得られない
ゲリラマーケティングは注目を集めることに長けていますが、その効果は一時的なものです。
斬新な取り組みも、続けていれば新鮮味がなくなり効果が薄れていくことがほとんどです。そのためゲリラマーケティングは、基本的に長期的な売上向上やブランディングには向いていません。
「認知を一気に拡大したい」「イベントのプロモーションを行いたい」など、短期的な宣伝活動に活用することがおすすめです。
企画や戦略の内容によっては、企業イメージのダウンにつながることもあるから気をつけてね。
なるほど……。とにかく奇をてらって注目を集めればいいってわけじゃないんですね。気をつけますっ!ところで先輩、ゲリラマーケティングを調べると海外の事例しか出てこないんですが、日本企業ではあまり行われていないのでしょうか?
そんなことはないよ。日本では、例えばこんな企業がゲリラマーケティングを成功させているよ。
日本企業のゲリラマーケティング成功事例
ゲリラマーケティングで成功を収めた日本企業を3社紹介します。
カネボウ化粧品
カネボウ化粧品のスキンケアブランド「suisai(スイサイ)」は、ブランド刷新時のプロモーション活動にゲリラマーケティングを取り入れました。
新ブランド「suisai beauty clear」のサンプル品を、東京メトロ丸ノ内線の新宿駅構内「メトロプロムナード」に掲出。サンプルが貼り付けられていた台紙には応援メッセージを記載し、ターゲットに強い印象を与えました。
サンプルは当時の午前中に全て持ち帰られましたが、体験型マーケティングとしてターゲットに強い印象を残しました。
カインズ
ホームセンターを展開するカインズは、人気の収納ケース「キャリコ」のPRにゲリラマーケティングを活用しました。
新宿駅にキャリコの実物を168個陳列した体験型広告を掲出し、通行客に使い勝手のよさを体験してもらう戦略を実施。カラフルなケースがずらりと並ぶ様子は圧巻で、写真を撮影したり立ち寄って体験したくなったりする空間を創出しています。
ケースのなかには168種類のキャッチコピーが隠されており、消費者の興味を刺激することに成功しました。
JAグループ
JAグループは、国産野菜や日本各地のJAファーマーズマーケットへの興味喚起を目的にゲリラマーケティングを実施。東京メトロ丸ノ内線新宿駅メトロプロムナードにリアルな野菜の柱を設置し、QRコードを掲載してサイトへの誘導を行いました。
迫力のある野菜の柱と全長80メートルにおよぶ野菜棚ポスターは圧巻の光景。目を引く展示が通行客の心を強くキャッチしました。SNSにアップしたくなる、ユニークで魅力的な広告戦略です。
普段は深く考えることが少ないですけど、僕たちの身近なところでゲリラマーケティングって実施されているんですね!これからは、街をマーケティング視点でよく観察するように心がけます!
おっ、いい心がけだね。ゲリラマーケティングのヒントは僕たちの生活環境のなかに隠されているからね。ビギニャー君がマーケターとして成長していてうれしいなぁ。
えへへ、先輩のおかげです!今日もいろいろと教えてくださってありがとうございました!
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WRITING 執筆
LIFT編集部
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