メルマガの開封率を上げるタイトル(件名)とは?平均やプリヘッダーのコツ、調べ方を解説

メルマガの開封率を上げるタイトル(件名)とは?平均やプリヘッダーのコツ、調べ方を解説

現代のWebマーケティングで欠かせない手法となった「メールマガジン(メルマガ)」。

メルマガを配信するときは、開封率を上げてより多くの顧客に自社へ興味を抱いてもらうことが大切です。

メルマガの開封率は、タイトル(件名)やプリヘッダーに大きく影響されます。本記事では、メルマガの開封率を上げるコツを詳しく紹介します。

ビギニャー

最近メルマガの作成を担当させてもらえるようになったのですが、部長に「開封率を意識してね」っていわれたんです。でも、僕あまり開封率について知らないんですよね。


シニヤン

メルマガの開封率かぁ。たしかに、普通に生活していたら開封率なんて意識しないし、最初はわからないよね。今日は、メルマガの開封率について学んでみようか!


ビギニャー

わ~い、先輩頼りになりますっ!

メルマガの開封率とは

メルマガの開封率とは、文字通り「どれほどの受信者にメールを開封してもらえたのか」を表す指標です。メルマガ施策で成果を上げる第一歩は、開封率のアップであるといっても過言ではありません。ここでは、メルマガの開封率に関する基礎知識を身につけていきましょう。

  • メルマガの平均開封率
  • メルマガの開封率を計算する方法
  • メルマガの開封率を計測する仕組み
  • メルマガ開封率を調べる方法

以下では、上記4項目を詳しく解説します。

メルマガの平均開封率

メール配信サービス「配配メール」の調査によると、メルマガの開封率は15~20%が目安になると判明しました。平均開封率は業界によって異なるため一概にはいえませんが、ここでは一例を紹介します。

  • ネットショップ、通販:25.8%
  • リース・レンタル業:32.5%
  • 飲食サービス業:28.8%
  • 金融、保険25.6%
  • 実店舗小売:31.2%
  • 商社、卸売:29.1%
  • 製造:36.9%
  • 広告代理店、マーケティング:29.1%

リストの収集方法や読者との関係性によっても、開封率は変わってくるでしょう。ここに記載している数字はあくまで参考程度にとどめ、自社のこれまでの実績と比較し、改善していくことが重要となります。

メルマガの開封率を計算する方法

メルマガの開封率は、次の式で算出が可能です。

メルマガの開封率=(メールの開封数÷有効配信数)×100(%)

たとえば、1,000人にメルマガを配信して100人に開封された場合は、「開封率=(100÷1,000)×100=10%」ということになります。

注意点としては、エラーなどで送信に失敗したメールを含めずに計算する必要がある点です。送信数と有効配信数は異なるため、しっかりと区別しておきましょう。

メルマガの開封率を計測する仕組み

メルマガの開封率は、HTMLメールに自動的に埋め込まれる「Webビーコン」と呼ばれる画像データによって計測されます。

Webビーコンは透明で小さいデータなので、私たちがメルマガを開封したときに認識することは不可能です。Webビーコンが受信先のメーラーで表示されると、メールが開封されたと判断されます。

テキストメールを送信する場合や、HTMLメールの画像を表示しない設定にしている場合は、メルマガの開封率は計測できません。開封率を計測したいときは、必ず画像が表示できるHTMLメールを送信する必要があります。

メルマガ開封率を調べる方法

メールの配信者は、3つのツールを使用することでメルマガの開封率を調べられるようになります。ここでは、メールの開封率を調べるときに活用したいツールを詳しく紹介します。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。Googleアナリティクスに搭載されている「Measurement Protocol」という機能を使えば、メルマガの開封率を調べられます。

この際、「Hit Builder」というツールで作成した計測パラメーター付きのURLを、HTMLソースに挿入する必要がある点に注意しましょう。

Googleアナリティクスでは、開封率だけではなくクリック数や成約数などを確認も可能です。無料なので、まずはGoogleアナリティクスの使用をおすすめします。

メール配信システム

メルマガの配信にメール配信システムを使用している場合は、そのシステムで開封率を調べる方法もおすすめです。

メール配信システムは、複雑な設定をしなくてもさまざまな指標を自動的に計測してくれるため、ITツールの知識が少ない方でも安心でしょう。メール配信システムは費用がかかりますが、メール施策の実施や分析の際は大いに役立ってくれます。

MAツール

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、見込み顧客の育成を自動化してくれるシステムです。MAツールには、見込み顧客のリスト化やメルマガ配信、メルマガ施策の効果測定機能が搭載されています。

製品によって詳細な機能は異なりますが、多くのシステムで開封率の測定に対応しています。メール施策だけではなく、他のマーケティング施策も実施したい場合は、MAツールを活用するとよいでしょう。

ビギニャー

たしかに、メルマガを配信するなら「どれくらいの人に見てもらえたのか」を計測する必要がありますよね……。勉強になります。


シニヤン

ところでビギニャー君。メルマガの開封率を上げるためには、件名が重要って知っているかな?


ビギニャー

件名!?本文のほうが重要なんじゃないんですか!?

メルマガの開封率を上げる件名(タイトル)のコツ

メルマガの開封率を上げたいときは、件名(タイトル)を工夫しましょう。なぜなら、多くのメールが並ぶメールボックスを見たとき、私たちはタイトルに目を通して「メールを読むべきかどうか」を判断するためです。

つまり、「私に必要な情報だ」「このメールを読むと得かもしれない」と思わせることができれば、開封率をアップできるというわけなのです。メルマガの開封率を上げる件名のコツとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 文字数は20文字前後に収める
  • 一目で内容が伝わる件名にする
  • 読者にとって役立つ情報であることを伝える
  • メルマガを読むベネフィットを伝える
  • キラーフレーズでインパクトを与える
  • 疑問文や感嘆詞を入れる
  • 意外性を演出する
  • 数字で具体性を出す
  • 記号で目を引く

以下では、それぞれのコツについて詳しく解説します。

文字数は20文字前後に収める

メルマガの件名は、長くても20文字以内に収めましょう。メールシステムで表示できる件名の文字数には制限があり、長いと後半部分が表示されなくなるためです。そのため、最も伝えたい内容を最初に持ってくることが重要です。

また、人間の脳が瞬時に内容を認識できる文字数は、15文字程度が限界だといわれています。そのため、長くても20文字、可能であれば15文字以内で読者にアピールできる件名が望ましいのです。

一目で内容が伝わる件名にする

一目で内容が伝わる件名も、開封率アップには効果的です。たとえば、メルマガのタイトルに「【株式会社〇〇ニュース VOL.45】」などと記載されていても、どのような内容のメールかイメージできませんよね。

これでは、「読まなくてはいけないメールだ」「自分に関係がある内容かもしれない」と思わせることはできません。読む価値があるメールだと思ってもらうためには、内容をわかりやすく伝えることが何よりも大切です。

「40%OFFクーポン★最新スマホご案内!」というように、何を伝えるためのメールなのかが一目で伝わる件名を設定しましょう。

読者にとって役立つ情報であることを伝える

メルマガの件名をつけるときは、読者にとって役立つ情報が書いてあることが伝わる内容にしましょう。直接自分に利益がある情報だとわかると、クリックしたくなるためです。

そのためにも、メルマガの配信をするターゲットのニーズをよく考え、どのような情報を求めているのかを把握しておきましょう。

また、「〇〇様へ特別オファー」など、顧客ひとり一人の名前を入れたメルマガも非常に有効です。

メルマガを読むベネフィットを伝える

ベネフィットとは、具体的な利益です。単に商品のメリットを伝えるのではなく、「どのような問題を解決できるのか」「どのような未来を手に入れられるのか」などを伝えられるとメルマガの開封率がグッと上がります。

たとえば、「資料作成時間を50%短縮!爆速パソコン登場」など、読者が求めている未来を提示できると、メールの内容に強い興味を持ってもらえます。

キラーフレーズでインパクトを与える

キラーフレーズとは、相手の心を動かす力のある言葉です。商談における「口説き文句」とも言い換えられます。キラーフレーズを盛り込むと、「早く見ないと損するかもしれない」と読者に思わせられるので、開封率をアップできます。キラーフレーズの一例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 無料の
  • プレゼント
  • 話題の
  • 限定〇日間
  • 今だけ
  • 特別 

キラーフレーズを使う上で大切なのは、4Uの原則(Urgent<緊急性>、Unique<独自性>、Ultra-specific<超具体的>、Useful<有益性>)を意識することです。ぜひさまざまなキラーフレーズを試して、効果のある言葉を見つけてみてくださいね。

疑問文や感嘆詞を入れる

疑問文や感嘆詞を入れると一風変わった件名になり、読者の興味を引きます。たとえば、「まさか!?」「本当に見逃していいの!?」などの疑問文や感嘆詞を入れると続きが気になりますよね。

読者の共感や興味が得られれば、メルマガを開封してもらえる可能性は高まります。なお、疑問文や感嘆詞は頻繁に使うと、新鮮味がなくなり効果が半減します。ここぞというときだけ使うようにしましょう。

意外性を演出する

常識を覆すような意外性も、件名で読者の心を惹きつけたいときは有効です。たとえば、「油不要!?揚げずにカラッと仕上がる調理家電」と聞くと、「本当に?」と少し興味がわきますよね。

読者は、自分の常識とは異なることを伝えられると、真偽を確かめるために詳細を知りたくなるのです。自社の商品やサービスに意外性のあるものが存在している場合は、試してみるとよいでしょう。

数字で具体性を出す

メルマガの件名に数字を入れると、具体的なイメージがわきやすくなり、短い文章でも伝えたいことをしっかりと理解してもらえるようになります。

たとえば、「処理速度が早いパソコン登場!」と言われるよりも、「処理速度が従来の2倍のパソコン登場!」と言われたほうが、具体的にイメージしやすいです。

数字を使うと読者と企業間に認識のズレが生まれるのを防げて、より訴求力のあるタイトルに仕上げられます。

記号で目を引く

メルマガの件名で伝えられる情報は限られます。そのため、場合によっては文字だけで読者の目を引くことが難しいケースもあるかもしれません。そこで活用したいのが、記号です。

「★最終セール★パソコン40%OFF」「【〇〇様へ】お得なクーポン配布中」と件名をつけると、記号の部分に目がいきます。

この施策により、メルマガのスルーを防げるようになるでしょう。とくにアピールしたい言葉があるときは、積極的な記号を活用がおすすめです。

ビギニャー

なるほどぉ。たしかに、こうやって工夫された件名を見ると、ついついメールを開きたくなっちゃいますね!先輩、さすがです!


シニヤン

うふふ、ありがとう。こういう効果的な件名をつけるためには、タイトルのつけ方をしっかりと知っておく必要があるんだよ。


ビギニャー

メルマガのタイトルのつけ方……?

開封率をアップするメルマガタイトルの作り方

メルマガの開封率をアップするためには、正しい件名のつけ方が大切です。メルマガの件名は、次の4つのステップで作っていきます。

  • 伝えたい要素を挙げる
  • 言葉を入れ替えてみる
  • 削除や言い換えをしてみる
  • 情報を整理する

各プロセスのポイントをみていきましょう。

伝えたい要素を挙げる

まずは、メルマガで伝えたい内容の要素をリストアップしましょう。この時点では、きちんと文章にしなくても大丈夫です。単語を並べ、伝えたい情報を整理します。 ウェビナーの例で一緒に考えてみましょう。

  • Webマーケティング 
  • ウェビナーを開催 
  • 初心者向け 
  • 無料で参加できる 
  • お試しのコンサル付き

箇条書きで整理したら次のステップです。

言葉を入れ替えてみる

次に、リストアップした言葉を優先順位にあわせて入れ替えてみましょう。この時大切なのは、もっとも伝えたい要素を件名の前半に持ってくることです。

  1. 無料で参加できる 
  2. お試しのコンサル付き
  3. 初心者向け
  4. Webマーケティング
  5. ウェビナーを開催

要素の優先順位を決めたら、次のステップに参りましょう。

削除や言い換えをしてみる

次に、情報の削除や入れ替えをしてみましょう。必要のない情報は削り、より伝わりやすい表現になるよう、文言を調整してみてください。

  • 無料 
  • コンサル付き
  • 初心者
  • Webマーケ
  • ウェビナー

文言をスリム化させたら、次のステップです。

情報を整理する

最後に、情報を整理しましょう。この際、必要であれば前項で紹介したキラーフレーズや記号などを盛り込み、最終的な件名案に仕上げていきます。 完成したメルマガタイトルは次のとおりです。

【無料&コンサル付き】初心者向け!Webマーケウェビナー

ビギニャー

おぉ!いきなり完璧な件名をつけようとすると難しいですが、こうやってステップをふんでいくと、僕でも簡単にいい感じの件名が作れました!


シニヤン

でしょう?ぜひ今担当しているメルマガ施策に活かしてみてね。ところでビギニャー君、メルマガのNGタイトルがどんなものか知っている?


ビギニャー

え、NGタイトル!?全然わからないですっ!もしかして僕、知らないうちにNGタイトルをつけてしまっているかもしれません……。

開封率が下がるメルマガのNGタイトル

メルマガの開封率は、件名によって大きく左右されます。たとえば、以下のような件名のメルマガは、開封率が低くなりやすい傾向にあります。

  • ターゲットがわかりにくい
  • 伝えたいことが多すぎる
  • 開封するメリットが伝わらない
  • 不信感を与える過剰な表現がある
  • 既視感があるタイトルになっている

各項目の詳細を解説します。

ターゲットがわかりにくい

メルマガのターゲットがわかりにくい場合、読者に「私が読むべき内容だ」という当事者意識を持ってもらうことが難しくなるため、開封率は下がります。

たとえば、「パソコンを買い換えたい人」と「パソコンの周辺機器を探している人」では、訴求すべき内容が異なりますよね。ターゲットごとに必要とする情報が異なるため、自分に向けた内容であると伝わる件名が大切なのです。

伝えたいことが多すぎる

情報があまりにも多すぎるメルマガの件名も、開封率を低下させる可能性があるため注意しましょう。

たとえば、「特別セールのご案内!新作PCと限定スマホも」などと、情報が多いと結局何を伝えたいのかがわかりにくくなり、全体の印象が薄まってしまいます。

件名をつけるときは、とくに伝えたい情報をひとつに絞ることが大切です。

開封するメリットが伝わらない

開封するメリットが伝わらないメルマガも、開封率が低くなりがちです。読者は、隙間時間や仕事中など、限られた時間のなかでメールボックスを眺め、情報を取捨選択しています。すべてのメールに目を通す時間はないので、件名だけを見て自分にとってメリットがあるメールだけを開封します。

つまり、開封するメリットが伝わらないメールはスルーされてしまうのです。必ず、ターゲットに価値を与えられる情報を件名に盛り込むようにしましょう。

不信感を与える過剰な表現がある

過剰な表現がある件名は、読者に不信感を与えて開封を避けられる可能性があります。たとえば、「飲むだけで絶対に10kg痩せる!」「読まないとマーケター失格!」などの過剰な煽り文句は、怪しくて不快ですよね。

また、事実にもとづかない煽り文句は、薬機法や景品表示法などに抵触する可能性があります。メルマガの内容や事実とは異なる過剰な表現は、絶対に避けましょう。

既視感があるタイトルになっている

メルマガを送信するとき、毎回同じような件名をつけてしまうと、「またこの内容か」と思われて開封してもらえなくなる可能性があります。似通った件名をつけがちな企業、「〇〇社ニュース」などの定型タイトルをつけている企業は注意しましょう。

また、他社と内容が重複するありがちな件名のメルマガも、開封してもらえない可能性があります。毎回新鮮味のある件名をつけるのは難しいですが、読者の興味を強く引くために独自性を意識してみましょう。

ビギニャー

わわわ、僕結構やっちゃっていたかもしれないです……。反省。今度からは気をつけます!


シニヤン

大丈夫。少しずつ改善していけば、今からでも開封率の大幅なアップは目指せるよ!頑張っていこう。


ビギニャー

はいっ、先輩!ところで、メルマガの開封率を上げる方法って、件名を工夫する以外にもあるんですか?

タイトル以外でメルマガの開封率を上げるコツ

メルマガの開封率を上げる方法は、実はタイトルを工夫する以外にもたくさん存在しています。具体的に以下の5点を意識すると、メルマガをより多くのユーザーに読んでもらえるようになるでしょう。

  • プリヘッダーを活用する
  • 差出人名を工夫する
  • 配信リストを精査する
  • 開封されやすい日時を狙って送る
  • 迷惑メール対策をする

それぞれの詳細をみていきましょう。

プリヘッダーを活用する

プリヘッダーとは、メールシステムで件名の下に表示される本文の一部です。受信メール一覧でタイトルの情報を補足できる唯一の部分なので、ここを効果的に活用できると開封率の向上が目指せます。

たとえば、タイトルでセール開催について言及し、プリヘッダーで詳細な開催日や対象商品を表示できれば、より多くの情報を伝えられます。ぜひ、プリヘッダーに表示される情報も意識しながら件名と本文を作成してみてくださいね。

差出人名を工夫する

メルマガを送信するときは、差出人名を工夫しましょう。送信元のアカウントが初期設定のままだと、受信者にはメールアドレスしか表示されず、どこからメールが届いたのかを判断できません。名前や企業名を設定して、メールの差出人がわかるようにしておきましょう。

また、メールシステムによっては顔写真が設定できる場合があります。読者に親近感を抱いてもらうために、写真を追加しておくとよいでしょう。

配信リストを精査する

メルマガの配信リストは、メルマガの件名と同じくらい開封率を左右する要素です。メルマガを送るときは、配信リストを精査しましょう。

「開封率の低いユーザーを切り分けて配信日程を変えてみる」「購入履歴に合わせて内容を変える」など、いろいろな方法で配信リストを見直してみてください。しっかりとターゲティングを行って適切な情報を提供できれば、メルマガの開封率は上がります。

開封されやすい日時を狙って送る

開封されやすい日時を狙ったメルマガ配信も、開封率アップには有効です。メルマガが開封されやすい日時は、ターゲットによって大きく異なります。

ビジネスパーソン向けの商材を取り扱う企業であれば、平日の通勤時間や休憩時間が選択肢として上がるでしょう。主婦であれば平日の日中、学生であれば平日・休日の夜間などが有効かもしれません。

まずはターゲットの行動をよく分析して、自社にとって最適な配信時間を見極めることが大切です。複数の時間にメルマガを配信して、もっとも開封率が高い時間を導き出すABテストを行ってみてもよいでしょう。

迷惑メール対策をする

メルマガが迷惑メールだと判断されると、そもそもメールが読者のもとに届かなくなります。当然、開封率が低くなってしまうため、迷惑メールの対策も非常に重要です。迷惑メール対策の方法としては、次のようなものが挙げられます。

  • 送信者名をわかりやすいものにする
  • 過剰な表現を使わない
  • メルマガの解除方法を明記する
  • 有効でないメールアドレスをリストから削除する
  • リッチメディアコンテンツを避ける
  • 容量の大きいファイルの添付を避ける
  • マルチパート配信形式を用いる
  • テスト配信をしてから本配信する
  • 信頼性の高いメールシステムを使用する
  • 過度な記号の使用を避ける

迷惑メール判定を避けるためには、さまざまな要素に気をつけなければいけません。細かい項目も多いですが、しっかりとチェックしておきましょう。

ビギニャー

なるほどぉ。こうやってみてみると、ユーザーファーストなメルマガの作成・送信が大切なんだなぁって思いました!


シニヤン

おっ、さすがだね。読者のことを考えてメルマガを作成すれば、おのずと開封率は上がっていくよね。ちなみに、メルマガを送信するときは、開封率以外の指標も意識しないといけないんだよ。


ビギニャー

開封率以外の指標って、どんなのがあるんですか?

開封率以外にも!メルマガの重要指標

メルマガを配信するときは、成果を測定するためにさまざまな指標を意識しなければいけません。ここでは、メルマガ配信時の重要指標を3つ紹介します。

  • 到達率
  • クリック率
  • コンバージョン率

それぞれの詳細をみていきましょう。

到達率

到達率とは、送信したメルマガがどれほどのユーザーの受信ボックスに届いたのかを示す指標です。迷惑メールに振り分けられたり、プロバイダーにブロックされたりすると、到達率は下がってしまいます。

そもそも、到達率が低ければ開封率はあがりません。開封率と到達率は、毎回セットで測定しましょう。

クリック率

クリック率は、メルマガに記載されたURLが読者にクリックされた割合を示す指標です。「クリック率(%)=クリック数÷メルマガ配信数×100」で算出されます。

URLがクリックされたということは、メルマガの内容を見て商品やサービスに興味を持ってくれたということです。クリック率は、メルマガの内容を評価するひとつの指標として役立ってくれるでしょう。

コンバージョン率

コンバージョン率とは、メルマガから成約につながった読者の割合を示す指標です。「コンバージョン率(%)=成約数÷メルマガ総配信数×100」で算出されます。

コンバージョンの定義は購入や資料請求など、企業によってさまざまです。メルマガの配信では、コンバージョン率を目指してPDCAサイクルを回していくことが重要となります。

ビギニャー

なるほどぉ~!よ~し、これからはいろいろな指標を意識しながらメルマガ配信をしていこうと思います!先輩、ありがとうございました!


シニヤン

いえいえ、どういたしまして。ビギニャー君のメルマガ、僕も楽しみにしているね。頑張って!

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